失敗談③無意味な大量発注した過去
失敗談シリーズ第2弾です。
今回も前回同様に大きな失敗ではなく緩い失敗なのでそれほどのインパクトはないです。なので温かい目で読んで頂ければ幸いです。
第2弾は「パンフレット」と「名刺」と「ボールペン」の失敗談です。
結論から言うと開業時に大量に注文をし過ぎました。
まずはこの無残な画像をご覧下さい。
発注してから4年以上経ったのにこんなに余ってるんです!
未だに段ボール一杯に余ってしまっており
サラリーマン時代の真似をして…
では何故こんなにも大量発注してしまったのか?
前回同様に私がバカだからです。
ただ今回も言い訳をさせて下さい。
作戦があったんです!
実は鍼灸マッサージの学校に通う前ですね自動車のディーラーで営業してたんですね。
その時に先輩が
と言って販売店さんにパンフレットを頻繁に置いて新しい自動車が出る度に交換して宣伝してたんです。
10年の時が経ち
ハッとその言葉を思い出して…
そう判断し、
そして大量発注を実行する訳です。
準備は完了するが…
速攻で行動をします。
そしてボールペンや名刺を透明な封筒に入れて準備をします。
当時のTwitterが残っていたのでそのまま載せますね。
パンフレット、オリジナルボールペン、名刺が完成しました。
— ランナー鍼灸院 (@runner846h) July 21, 2016
オープンに向けて準備万端です!
ランナー鍼灸院を宜しくお願いします。
欲しい方は差し上げます!https://t.co/vWDxssMTiZ pic.twitter.com/dpcWcq7TTO
Twitterを見ても分かる通り当時の私は意気揚々で自信たっぷりでした。
ところが世の中そんなに甘くありません。
普通に考えれば分かる事なんですが…
- 置かせてくれる施設・お店がない
- 貰ってくれる人がいない。
速攻でこの壁にぶつかる事となります。
中学生でも分かる事なんですが自動車会社とランナー鍼灸院では規模が違います。
ざっくり違いは下記の2つ
①ディラーには取引がある販売店があります。
→ランナー鍼灸院にはありません。
②ディラーは知名度があります。
→ランナー鍼院院にはありません。
営業をするにしても規模も内容も対象年齢も全てが全くもって違います。
同じ作戦で成功する訳がありません。
そもそも、施設やお店がパンフレットを置くメリットって全くありません。
自動車会社の販売店は手数料というメリットがあったからパンフレットを置かせてくれた訳で…。
これ、恐らく中学生くらいでも気が付くはずなんですが当時の私は気がつかなかったんですね。
本当にバカでした。
高校、大学、就職、全てスポーツ推薦で勉強をしなかったツケがここにきたのかもしれません。
一生懸命に営業をするが…
それでも勿体ないので一生懸命営業活動をします。
ってな感じの繰り返しでほとんどお断りです。
飛び込みで行くので知らない人が「パンフレットを置かせて下さい」ってあちら側からすると怪し過ぎます。
今にして思うと営業活動って婚活と似てますね。
ファーストインプレッションでダメならもう無理です。
もし第一関門を突破したとしてもその後にこまめに連絡を取ってアプローチしなくてはいけません。
これをクリア出来るのはおよそ1%程度です。
取り敢えず、どう考えてもパンフレット等5000部も必要ありません。
パンフレット内容も変わる
と、思われる方もいるかもしれませんが…
それが難しいんです。
何故なら時代とともに変化があるからです。
まず第一に半年もすれば治療院も軌道に乗って宣伝広告活動が不要になります。
そうなるとそもそもパンフレット等を配る必要がなくなるのです。
あとは事業形態や診療報酬、保険制度の変化等があります。
例えばランナー鍼灸院の場合は事業形態も開業当時と変わりました。
開業当時は自由診療もやっておりましたが、現在は訪問の保険診療しかやっておりません。
今後、政府の方針で保険割合だって変わるかもしれないし、そうなると料金とかも大幅に変わってきます。
名刺の顔写真も当時と少し変わりましたし、あと5年も経てば写真と別人になっている可能性もあります。
なので既にパンフレットの内容や名刺の写真が若干違うんです。
そうなると、「内容違う違う詐欺」や「写真と違う違う詐欺」 が発生してしまう訳で…
だから「何年かかっても使える」という事はないのです。
全否定はしないが…
もちろん全否定はしません。
何故なら作戦が100%失敗をした訳ではないからです。
200件程営業活動をして
大磯と藤沢の施設2件、地元の歯医者さん1件でパンフレットセットを置かせてもらえたんです。
因みに保険診療で一人目は「つぼみ歯科」さんでパンフレットを見た方です。
こんな感じで置かせてもらいました。↓↓
置かせて頂いた施設には今でも大変感謝しております。
利用者様の集患にも繋がりました。
だから100%失敗ではありませんが
「どう考えても大量発注をし過ぎだろ!」
と、いうインパクトの少ない失敗談でした。
つづく