服部勇馬が東京オリンピック2020マラソンで活躍出来るかを予想してみた
男子MGCファイナルで見事にオリンピックの切符を手にした 東京オリンピック2020マラソンで日本代表の服部勇馬が活躍出来るかどうかを予想してみました。
なぜ服部勇馬の予想をするかというとビックリするくらいエリートランナー だから取り上げてみたくなったのです。
目次
結論、オリンピックで入賞できる
いきなり結論を言うと服部勇馬は東京オリンピックで入賞出来ると予想します。
メダル 10%
入賞 60%
という感じですかね。
メダルもワンチャンスあります!
一応、私なりの理由はあるので後で説明します。
とにかくエリートランナーだった
まず、服部勇馬はその同世代で常にトップを争うエリートランナーでした。 これまでの学生時代での成績を振り返ってみると…
5000m 5位 14分06秒42
②2013年(大2) 出雲駅伝
5区 区間賞 17分54秒(新)
③2014年(大3) 全日本大学駅伝
2区 区間賞 38分12秒
④2015年(大3) 箱根駅伝
2区 区間賞 67分32秒
⑤2015年(大4) 全日本大学駅伝
1区 区間賞 43分11秒
⑥2016年(大4) 箱根駅伝
2区 区間賞 67分04秒
高校時代から強かったですね。インターハイ5位ですが日本人選手では2位でしかも1秒も差がありません。
大学時代も2年生の時から花の2区を任されて3年生と4年生の時は区間賞を獲得 。2区で2年連続で区間賞を取るって超凄いですよ。箱根駅伝の中でも2区だけは別格なんです。外国人選手などチームでその時に一番強い選手が集まりますから。(私は大学生の時に2区だけは正直避けたいと思ってました。怖いから…。)
2区を決めて他の区間を決めると言っても過言ではないです。その2区で2年連続で区間賞ってしつこいですが超凄いです。日本人選手で2年連続区間賞って過去を振り返っても渡辺康之さんとか瀬古利彦さんくらいしか居ないんじゃないですか?
何が言いたいかというと高校生、大学生時代は世代トップのエリートランナーだった。という事です。
マラソンの実績も安定感抜群
で、マラソンの成績も安定感抜群 なんです。
12位(日本人4位)2時間11分46秒
②2017年 東京マラソン
13位(日本人4位)2時間09分46秒
③2018年 プラハマラソン
5位 2時間10分26秒
④2018年 福岡国際マラソン
優勝 2時間07分27秒
⑤2019年 MGCファイナル男子
2位 2時間11分36秒
振り返ってみると凄いですね。何が凄いって失敗がないんですよ。最低でも2時間11分36秒、最低順位も日本人4位。
ここまで安定感抜群って高岡康成さんとか瀬古利彦さんとくらいではないでしょうか?。
東京オリンピックへのプラス要素
で、ここから服部勇馬がオリンピックで入賞できるだろうという予想の理由を述べていきます。
まず、プラス要素が多いのです。
前田穂南の時と同じような形になってしまいますが、プラス要素が5つあります。
・暑いのに弱くはない
・若い ・伸びしろ抜群
・トヨタ自動車の応援団は半端ない
・ホームアドバンテージ
と、あります。
暑いのに強いというのはMGCファイナル男子の結果からしかないので、特別暑いのに強いという訳ではないですが、少なくとも弱くはありません。暑さに弱いと全く走れないので…。
「若い」 と「伸びしろ抜群」はほぼ同義なのでまとめますが、服部勇馬は現在25歳でオリンピック当日は26歳と男子選手としてはパフォーマンスがほぼピークと言っても過言ではない時期に本番を迎える事が出来ます。
今の力にプラスアルファが期待出来るんですよね。これが30歳を過ぎていると「維持」がやっとでなかなかプラスアルファを期待する事ができません。(もちろん例外はありますが…)
あとは伸びしろ抜群です。
元々凄いのですが、歳を追うごとに進化 していきます。
数字を見ていくと明らかなのですが学生時代も実業団時代も1年より2年、2年よりも3年と、どんどんパワーアップしていくのです。エリートランナーとかだと一定の所までいくと伸び悩みをしてしまうのですが、服部勇馬はそんな事はなく伸びていく のです。
ここからギアを一段アップする事が出来ればオリンピックでもハイパフォーマンスを発揮出来るはずです。
これはホームアドバンテージと重なるかもしれないのですが…
トヨタ自動車の応援団は半端ない
です。
大迫勇也さんもビックリするくらい半端ないです。
私は実業団時代にトヨタ自動車と同じ地域でよく試合で一緒だったのですが…
所属していた時にビックリした事があります!
それはトヨタ自動車の応援団 です。
数が多いし、熱いし、統制がとれてるし、
何?仕事は応援なの?みたいな凄さがあります。
現役時代はトヨタ自動車の応援に走りながらビビッてました(笑)
オリンピックはチケット制なのですが、そこは世界のトヨタ自動車。
沿道をトヨタ自動車の応援団で埋めてしまう事も可能なのではないでしょうか?(笑)
服部勇馬にとっては、ただでさえホームアドバンテージがあるのに熱い応援が入るのでこれはかなりのプラス要素になるはずです。
さらにMGCファイナルを経験しているのも大きいです。これは服部勇馬だけでなく日本代表選手全員言える事ですが一度経験して免疫がついているのは他の外国人選手と比べると有利です。
過去のオリンピック入賞者と比べて見る
まだ、服部勇馬の強みはあります。
直近の日本人マラソン入賞者と服部勇馬の記録を比べて見ると全てにおいて服部勇馬の方が記録が良い のです。
5000m 13分36秒76
10000m 28分09秒02
ハーフ 61分40秒
マラソン 2時間07分27秒
5000m 13分51秒96
10000m 28分15秒45
ハーフ 62分36秒
マラソン 2時間07分55秒
5000m 13分39秒38
10000m 28分13秒76
ハーフ 61分54秒
マラソン 2時間07分52秒
5000m 14分04秒31
10000m 28分54秒59
ハーフ 62分12秒
マラソン 2時間08分35秒
と質問がきそうですが、現状だとメダルは厳しいかな。というのが私の予想です。