前田穂南の東京オリンピック2020マラソン予想をしてみた

女子MGCファイナルで見事に優勝した

東京オリンピック2020マラソンで日本代表の前田穂南が活躍出来るかを予想してみました。  (因みに本日は2019年9月22日で約1年前です。なので今後どうなるかはわかりません。)

生井
生井
オリンピック約1年前の予想なので外れても許して下さい!


なぜ前田穂南の予想をするかというとオリンピックで活躍する要素が高いと思ったからです。

とにかく暑いのに強い

まず、ストロングポイントして前田穂南は暑いのに強いです。

これまでのマラソン成績を振り返ってみると…

マラソン全成績
2017年1月 大阪国際女子マラソン
12位 2時間32分19秒

2017年8月 北海道マラソン
優勝 2時間28分48秒

2018年1月 大阪国際女子マラソン
2位 2時間23分48秒

2018年9月 ベルリンマラソン
7位 2時間25分23秒

2019年3月 東京マラソン
12位 2時間31分42秒

2019年9月 MGCファイナル
優勝 2時間25分15秒
 

夏マラソンに強いですよね! 北海道マラソンとMGCファイナルの2レースだけではありますが2レースともに優勝 ですし、冬マラソンとほぼ変わらないタイムで走ってます。

生井
生井
冬マラソンより記録が良いという事は普通はありません。


特にMGCファイナルは途中から独走で2時間25分15秒のセカンドベスト で走ったのは強いです。ペースメーカーもなく、暑くて、勝負重視のあの舞台でこのタイムはなかなかの衝撃でした。私が現役の時でも夏にこのタイムで走る事は出来なかったかもしれません。 東京オリンピックは100%暑いのでこれは超プラス要素です。

他にも前田穂南のプラス要素を挙げると …

他にもプラス要素を挙げると…

プラス要素 

・暑いのに強い 

・若い

・伸びしろ抜群

・天満屋のオリンピック経験値が高い

・ホームアドバンテージ

 

と、結構あります。

暑いのに強いのは先程説明した通りです。

「若い」 「伸びしろ抜群」はほぼ同義なのでまとめますが、前田穂南は現在23歳でオリンピック当日は24歳と女子選手としてはパフォーマンスがほぼピークと言っても過言ではない時期に本番を迎える事が出来ます。今の力にプラスアルファが期待出来るんですよね。これが30歳を過ぎていると「維持」がやっとでなかなかプラスアルファを期待する事ができません。(もちろん例外はありますが…)

あとは伸びしろ抜群です。

驚いた事に高校時代はインターハイや全国高校高校駅伝にも出場経験がないのです。いくら大阪薫英女学院が強豪校だったとは言え補欠だったんですね。お世辞にもエリート選手ではなかったのです。オリンピックに出場するくらいの選手は大抵インターハイや全国高校駅伝のどちらかには出場しています。私だって経験してるくらいですから…。

生井
生井
天満屋に入社してから飛躍的に実力アップしたようです。


それが実業団に入って4年でここまで成長して若いとくれば伸びしろ抜群でアップルやアマゾンなどのアメリカ株のように上がっていく可能性が高いのです。

天満屋の強さは半端ない

あとこれはプラス要素になるか微妙ではあるのですが所属の天満屋がオリンピック代表選手が多いのです。

天満屋の過去マラソンオリンピック代表選手
2000年 シドニー 山口衛里
2004年 アテネ  坂本直子
2008年 北 京  中村友梨香
2012年 ロンドン 重友梨佐

 

振り返ってみるとすごいですね。20年間もずっとオリンピック代表選手を輩出するって…。

武冨豊監督の指導力は半端ないです。少なくともマイナスに働く事はないのでプラス要素と取って良いと思います。

最後の「ホームアドバンテージ」は言うまでもなく超大きいです。 これは前田穂南だけでなく日本代表選手全員言える事ですが、普段慣れている日本の環境で応援もつくので外国人選手と比べると10%程は有利になるんじゃないでしょうか。

山口衛里と比べると…

で、本題に戻りますが

オリンピックでの成績を予想したいと思います。

前田穂南はオリンピックを世界大会は初出場です。経験値が少ないのが若干のマイナス要素であることは確かです。

ただ、しつこいですが高校時代は全国大会にも出場出来なかった訳ですから、短い期間で世界大会に出場する事自体凄い事です。

で、比較対象が難しいのですが

オリンピックで金メダルを獲得した高橋尚子さんや野口みずき さんと比べると…

やっぱり力がかなり劣ります。

ベスト記録はもちろん、実績や経験値やスピードなど…

ターゲットは入賞になると思うので

2000年シドニーオリンピックで7位入賞をした

天満屋の先輩山口衛里 さんを比較対象にしたいと思います。

自己記録を比較すると…

山口衛里 自己記録
5000m  15分42秒30
10000m  32分07秒25
ハーフ     70分04秒
マラソン 2時間22分12秒

 

前田穂南 自己記録
5000m  15分38秒16
10000m  32分13秒87
ハーフ     69分12秒
マラソン 2時間23秒48秒

自己記録を見ると2勝2敗でほぼ互角です。

ただ、時代が今と違うし(今の方が高速化)重要なマラソンでは1分以上も山口衛里の方が記録が良いので力的には山口衛里の方が上だと思います。

なので7位入賞より上の成績は厳しいか?

となりそうですが…

ただし!!

前田穂南には先に説明した通りプラス要素が5つあります。

それがどう影響するのか?

で、予想は?

 
結論から申し上げますと…
 

メダルは厳しい

ただし、

入賞は出来る!

 

というのが私の予想です。

山口衛里さんよりも力は少し劣るけど、ホームアドバンテージなどプラス要素があるので山口衛里さんよりも少し上の成績、4位~7位入賞くらいと予想をします。

メダルを獲得して欲しいですが、入賞が現実的なターゲットなのかな?という感じです。

メダル獲得の可能性があるとすれば…

ただし、外国人が自滅してくれれば話は別です。

外国人選手は日本で夏マラソンを走った経験がありません。

結果的に飛ばし過ぎて後半もたないという事が十分にあり得ます。

今回はこの可能性がかなり高いと思っております。

日本のジメジメして暑いこの環境は外国人選手からすると未知の世界です。

前田穂南は普段から経験してますし、MGCファイナルで一度暑さやコースを経験しております。

これは大きいです。

生井
生井
2019年11月1日に正式に札幌開催が決定しました。メリットは半減しました。申し訳ございません。


「自滅を待つ」というと人聞き悪いですが、今回のオリンピックは「他の選手の自滅待ち」作戦はかなり有効だと思うんですよね。

生井
生井
立派な作戦です!


だから私の予想が良い意味で外れてメダル獲得の可能性も十分にあります。むしろ期待してます!

取り敢えず、本番までに故障や体調不良がなく順調に練習を積むのが一番大事です。

応援しています。

 

 

 

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