坂倉良和君が…
私は昔の友達とあまり連絡を取り合ったりはしないのですが…
神奈川衛生学園(鍼灸マッサージの専門学校)時代に一緒だった坂倉良和君とは定期的にラインで連絡を取り合っています。
彼とは同じクラスになった事もなければ、プライベートで交流があった訳ではないのですが何故か連絡を取り合っているのです。5年以上も。不思議な事に。
今思うと、共通点が「同じ年で独身」という悲しい事実があるので、お互いに「こいつ俺より先に結婚してないよな」と確認する意味合いもあって連絡を取り合っているのかもしれません(笑)(「結婚できない男」ライバル関係?)
その彼が今年の初めに結婚…ではなく
「ぜんしん治療院」という治療院を山口県で独立開業をしたようで
それはおめでたい!
これで共通項目がまた一つ増えました。
独立開業したから「凄い!」とは思いませんが、それなりの勇気はいります。どこかに勤めていれば、安定した基本給は頂けますがそれがなくなりますから。
始めた直後は利用者様も居ないので「不安一杯・夢一杯」 の状態です。しかも彼は保険診療はせずに自由診療一本で行っていくようなので私以上に勇気が必要だったでしょう。
地元の商工会等でも取り上げられて既にリピーターが多く、彼は実力者なので何の心配もいらないと思いますが…
成功を祈っているぜ!!さかったちん!
お世辞にも彼はイケメンではありませんが、
この世界に飛び込んだ理由はとてもカッコイイです。
坂倉良和君も私も「社会人から神奈川衛生学園に入学した組」です。
私は陸上競技を現役引退して会社に残ってディラーで働いていましたが、彼は税務署で公務員として働いていました。
ただ、こちらの世界に飛び込んだ理由は正反対です。
私がこちらの世界に飛び込んだ理由は
前職の仕事から逃げたかった!
前にもブログで書きましたが、前職の仕事がとにかく自分に合わなかったのです。陸上競技を現役引退して会社に残った訳ですが、今まで走っていただけなので仕事はチンプンカンプン。
さらに
・無駄な残業
・無駄な会議
・上からの圧力
・無駄な通勤時間
・無駄な休日出勤(サービス)
休みが明けると胃が痛くなるくらい嫌でした。
と、いう訳で逃げる為の理由、大義名分が欲しくて「勉強する」という理由を作り、この世界に飛び込んだのです。
ただ、彼は違います。
公務員という誰もがうらやむ超安定した職業を退職してこの世界に飛び込んできたんです。
30歳間近で仕事も慣れてきて安定しているのに、また学生に戻るっていう決断はなかなか出来ないですよ。
その決断の理由が
スポーツ選手の怪我に対する予防・知識等でサポートする人間が少ない!俺がやるしかない!
で、山口県から神奈川県に移住をして勉強し国家資格を取得したそうです。
カッコイイ!
カッコイイぜ!坂倉君!
社会人から鍼灸マッサージ師になろうとすると
それなりにリスクはあります。
2位 お金がかかる
3位 時間がかかる
お金もかかります。入学金や授業料、試験料、付随する資格や交通費等で650万円。私は前年度は働いていたので健康保険料や住民税などの税金、年金、生活費などを含めると3年総額で1500万円くらいが消えました。医療系の学校はお金がかかるとは知っていましたが、計算していたよりも出費でした。万が一留年とかしていたらヤバかったかもしれません。
時間もかかります。どんなに優秀でも3年間は学校に通い単位を取得しないと国家試験を受験する事が出来ないのです。
30歳オーバーの3年間ってかなり貴重でこの三年間を勉強だけに費やすのは結構勇気がいりました。(周りの目も少し気になります)
三年間と1500万円があれば色々な事ができますからね。
豪華客船やファーストクラスでで世界一周とか…